パクリ検証

33 名前: 昼行燈 投稿日: 2000/01/14(金) 23:30
阿含宗という「インチキ」宗教団体について。

阿含経には、人のものを盗むな!(戒律の一つ)と云うのがあります。
次の文は、人のもの(著作・知的所有権)を盗んで、平然としている宗教者の実態です。

  それはアーガマからはじまる
 むかし、といっても、わたくしたちの学生時代のことですが、「世界の四大聖人」とか、
「四大哲人」という言葉を、よく耳にしたものです。
 それは、ソクラテス、イエス・キリスト、ゴータマ・ブッダ、孔子の四人のかたがたです
が、おもしろいことには、この四人のかたがたは、そろって、ご自分ではなんにも書きのこし
てはおられないのです。ご承知の通り、たとえば、現在われわれがいうとことのソクラテス
の言行なるものは、プラトンやクセノフォンなど、その弟子たちが、ソクラテスの死後にお
いて書きつづったものです。イエス・キリストの場合もその通りで、やはりイエス・キリス
トがなくなったのち、その弟子たちが、それぞれの記憶に残るものをつづったのが、いまの
四つの『福音書』に編集されているのです。孔子もまた、同じくその弟子たちが語録をまと
め、それが『論語』となって、いま、わたしたちの机上に置かれるというわけです。
 仏陀の場合もまたそうで、その御生前にはなに一つ書きとめられたものはなかったので
す。やはり、いま述べた三人の聖者の場合と同じように、なくなられたのち−−それはなく
なって間もなくのことですが、その弟子たちが集まって、その師、仏陀が生涯において説
かれた教法、ならびに、時にのぞんでさだめられた生活上の規律、つまり教法と戒律とを編
集したのです。そして、そのときに編集された教法の集録を、仏教者たちは「アーガマ」(教
えの伝承)とよび、以後、仏陀の教団において大切に受け継がれてきたわけです。
  桐山靖雄著 阿含密教いま(平河出版社)より

次は、そのオリジナルを掲載します。
34 名前: 昼行燈 投稿日: 2000/01/14(金) 23:34
 わたくしどもが学生時代のころ、わたくしどもはよく世界の四大聖人あるいは
四大哲人などということばを聞かされた。それはだれだれであるかというと、まず
西のほうからあげれば、ソクラテス、イエス・キリスト、ブッダ、そして孔子。
それらの人々を四大哲人とよぶことがひろくおこなわれておった。突然その
ようなことを申すのは他でもない。ソクラテスにしても、イエス・キリストに
しても、また孔子にしても、いずれも自分ではなにも書きのこしてはいないのである。
一々もうしあげるまでもないことであるが、たとえば、今日われわれがいうところの
ソクラテスの言行なるものは、プラトンやクセノフォンなど、その弟子たちがソクラ
テスの死後において綴ったものにほかならない。あるいはまた、イエス・キリスト
のそれは、やはりイエス・キリストがなくなったのち、その弟子たちがそれぞれに
その思い出を綴ったもが、いまの四つの『福音書』に編集されているのである。
さらにいえば、孔子のそれも、やはりその弟子たちがその語録をまとめたものが
『論語』となっているのである。
 そして、いまブッダの場合もまたそうであって、その生前にはなにものも纏めら
れたわけではなぁった。やはり、いまでいうところの三人の聖者の場合とおなじように、
その亡くなったのち−−それは亡くなってから間もなくのことであるが−−その弟子
たちが相あつまって、その師がその生涯において説かれた教法、ならびに、時に
およんでさだめた生活の規律、つまり教法と戒律とを編集したのである。それは、
いまわたしが事新しく申すことではなくて、昔からちゃんと経典にしるされている
ことである。そしてそのときに編集された教法の集録がほかでもないこの「阿含経」
である。  増谷文雄著 原初経典 阿含経(筑摩書房)より
40 名前: 昼行燈 投稿日: 2000/01/15(土) 23:53
更に云えば、桐山氏が「阿含宗」を立宗したとき、「阿含経」を読んでいなかったのは
明らかです。「阿含経」についての認識も満足では無かったことも、『阿含密教いま』
13頁から16頁までの文と、『原初経典 阿含経』67頁から70頁を読み比べれば明白です。

一部引用しておきます。
『原初経典 阿含経』より
「第三には相応部経典であって(中略)そこには七千七百六十二経があつめられておる」
次ぎに
『阿含密教いま』から
「第三には相応部経典で(中略)そこにはなんと七千七百六十二経がかぞえられます」
パーリ語相応部では二千八百七十五経。漢訳雑阿含では千三百六十二経と云うのが
妥当な数値です。大正新修大蔵経では通し番号がふられ、1362で終了しているのですが、
読んでいれば、当然、その番号が経の数を表していることを知っている筈です。

経典も読まないで、都合の良い処を盗んでいるのが「一目瞭然」の「立宗の書」なのです。

本当に次回は桐山家系譜の嘘を『人は輪廻転生するか』から明らかにします。

    ■ここまで阿含宗という宗教1より転載
    http://mentai.2ch.net/psy/kako/945/945075010.html

    また、このことに関する詳しい資料が下のHPにあります。ぜひ、ご覧ください。

    http://souko.digi2.jp/mede01/tosaku01.htm